【満員御礼】福祉×商品開発で生まれる新しい共生社会とは?~障害者就労支援施設が地域の課題解決に乗り出すとき~

開催終了
(交流会~22:00)

イベント説明
だれもが役割を見つけて、地域の一員として、商いをまわすことで課題を解決する。そんな共生社会を日本中に広める夢をかなえるために、アクションを起こそうとしている障害者就労支援施設があります。
「福祉とコラボすることで、地域課題が解決へ向けて動き出します」
そう語るのは社会福祉法人いぶき福祉会の北川雄史さん。
招き猫マドレーヌ、手染めストール「百々染」など、オリジナルブランドを次々と手掛け、魅力的なモノづくりの現場を生み出してきました。
障害者就労支援施設が、一方的な支援対象になるのではなく、商品開発を通じて地域の課題を解決するプレーヤーとして役割を得たとき、どのような社会が生まれるのか。
本イベントは、そんな北川さんのマイプロジェクトをお聞きし、参加者のみなさんとお互いに、自分たちができることを考えるトーク&ワークです。
もうひとりのゲストは、デザイナーの磯村歩さん。
アーティスト、大学生、障がい者、子ども、NPO法人がアートで関われるスイーツのギフト事業「futacolab」(www.futacolab.jp )を考案し、福祉作業所の製品をギフトとして地元に広げています。
福祉作業所は「大量生産できない」「地元しか販路がない」ではなく、「少量生産だからカスタマイズできる」「地元の販路はギフト需要に最適」と逆転の発想で、新たな福祉作業所の価値創造に努めているそう。また、渋谷区においては、デザインを求めている福祉作業所とデザイン開発の現場を体験したい学生をつないだ「渋谷みやげ」のプロジェクトにも携わっています。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/city/hodo/20170127.html
福祉作業所の地域における新しい関わり方の先にある未来について考えたいと思います。
プログラム
19:00-19:10 ご挨拶
19:10-19:45 キーノート:福祉の視点を切り替える
「地域と福祉作業所の新しいつむぎ方 ~futacolabの取り組み~」
スピーカー 磯村歩さん(株式会社グラディエ 代表取締役)
19:45-20:20 マイプロジェクト
「かけがえのない存在として地域に価値を生む(仮)」
スピーカー 北川雄史さん(社会福祉法人いぶき福祉会 専務理事)
20:20-20:50 ショートワーク「5つの手から自分の役割を考える」
20:50-21:30 ゲストと会場のトークセッション
開催日時 | 2017.3.21(火) 19:00-21:30 (交流会~22:00) |
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対象 | ・福祉領域に従事する方 |
定員 | 50名 |
参加費 | 無料(別途交流会費として1,000円いただきます) |
持ち物 |

1969年京都生まれ、神戸育ち。3年間の企業勤務の後、1997年社会福祉法人いぶき福祉会に就職。障害者福祉の道へと踏み込む。2001 年より第二いぶき施設長。2007年誕生の「招き猫マドレーヌ」はいぶき福祉会の看板商品。JR 岐阜駅のアンテナショップの店名にもなっている「ねこの約束」をはじめ、「百々染」「りすのほっぺ」等、オリジナルブランドを多数生み出す。重度重複障害のある利用者と向き合いながら、「大好きなこの街」でひとりひとりが「かけがえのない存在」であり続けられるような地域づくりを描き、モノづくりから一歩ふみこんだ「コトづくり」に挑戦し続けている。
BOOK「ねこの約束物語」≫ https://goo.gl/LwHxSV

1966年愛知県常滑市出身。1989年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒業後、富士フイルム株式会社のデザイナーとしてプロダクトデザイン、インタフェースデザインに従事。日刊工業新聞社 機械工業デザイン賞をはじめ受賞多数。テーマパーク等での、顔検出技術を応用した写真サービスの企画・デザインや、ユーザビリティ向上にむけたデザイン開発プロセスの改革に取り組み、ユニバーサルデザインに関する講演も数多く実施。2010年には北欧福祉の研究のためEgmont Højskolen及びKrogerup Højskolen(いずれもデンマーク)に留学後、株式会社グラディエを設立。現在は、パーソナルモビリティのデザイナー及びコーディネーターとして、多面的に活動を展開中。
グラディエHP≫
http://www.gradie.jp
