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TIP*S(ティップス)は、中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)が運営する全国の中小企業や小規模事業者、起業に関心がある方などのための場所です。さまざまなワークショップや講座、イベントなどを実施しています。

レポート ビジネス,ワークショップ,伝える

【開催レポート】TIP*S ビジネスワークショップ「企業メッセージのつくり方-ビジネスや商品の魅力をより良く伝えるメッセージと手段をつくる!-」(7月6日、13日)

【開催レポート】 ビジネスワークショップ「企業メッセージのつくり方」

2016.7.6 (水)

TIP*Sビジネスワークショップシリーズの企業メッセージのつくり方の開催レポートです。

レポート詳細

開催レポート     2016年7月6日・13日
ビジネスワークショップ
「企業メッセージのつくり方-ビジネスや商品の魅力をより良く伝えるメッセージと手段をつくる!-」
 

TIP*Sでは、中小企業が経営基盤の構築・成長に向けて新しいアクションをする際、最低限必要なスキルを「TIP*S ビジネスワークショップ」というシリーズで実施しています。

今回のテーマは、「伝える」。優れたビジネスや商品でも、その魅力が伝わらなければお客様からの支持は得られません。そのコミュニケーションの考え方について、コミュニケーション戦略プランナーの岩井 琢磨さんをお迎えし、2日間のワークショップを開催いたしました。

第1回のテーマは「何を伝えるか(what to say)」

岩井さんは、企業メッセージの作り方のプロセスは「なりたい姿を言葉にして」、「言葉を行動にして」、「その伝え方を考える」と言います。

はじめに「なりたい姿を言葉にする」ために、「じぶん」、「お客さま」、「ライバル」をまず書き出し、整理したうえでそこからなりたい姿を導いていきます。このなりたい姿こそがwhat to sayの答えです。たとえば、マツダ自動車の「じぶん」は人馬一体や内燃系といったワード、「お客さま」はクルマが大好きな人(世界ユーザーの2%)、「ライバル」は楽しむためのクルマを売るメーカー、この3点からマツダの「なりたい姿」として「わくわくする車」というワードが導かれます。いくつかの例を参考にしながら、参加者一人一人がなりたい姿を言葉にし、グループでシェアしていきます。

とはいえ、なりたい姿を描くだけでは優れた企業メッセージにはなりえません。そこに必要なのが「行動」です。今度は行動を起こすためのビジョンを立てていきます。なりたい姿という抽象的な事柄から、「だれになにを」、「どんな強みで実現し」、「どうやって儲けるか」という指標に沿って行動を具体化し、フレームに落とし込みました。

第2回のワークショップのテーマは「どうやって伝えるか(how to say)」

前半は、第1回で参加者が作ったシート(「だれになにを」、「どんな強みで実現し」、「どうやって儲けるか」)を全員で共有し、岩井さんが一人一人にコメントしていきます。一人として同じ事業をしている人がいないというとても多様な事業の例で確認しながら、理解を深めました。

後半は、how to sayです。岩井さんは「メディアとは何か?」という問いを参加者に投げかけました。CM、パンフレット、チラシetc…これらはもちろんメディアです。しかし、名刺に代表されるような「お客様に接するもの全て」をメディアとして捉えることの重要性を、松下幸之助氏が社員の給料袋ですらメディアとして活用した例を出しながら説明しました。

そして、この「お客様に接するもの」を「知る」、「使う」、「続く」の3つの場面に分けて書き出していきます。書き出したら今度はその中で、影響の大きいものにチェックをつけていきます。それを参加者同士でシェアし、相互にブラッシュアップを行いました。

今回のワークショップでは、ビジネスや商品の魅力をよりよく伝えるメッセージとその伝え方を参加者同士の対話を交えながら学びあいました。

タイトルである「企業メッセージのつくり方」を学ぶことができたのはもちろんですが、お客様側からの視点で自身のビジネスや商品を捉えることで、自身のビジネスを見つめ直す機会にもなったように思います。