地域との関わり方シリーズ。
このイベントは、「社会課題解決をビジネスにした起業」の情報を共有し、
一人ひとりが自分のまちとどう関わっていくかを考える講座です。
今回のゲストは、つくば市でまちづくりに取り組む小林遼平さん。
小林さんは、つくば市職員として「電柱のない町」づくりを行った人です。
日本では最も高い「無電柱化」の実現率は東京都で5%程度という中、
つくば市は、東京ドーム80個分に相当する広大なエリアの電線を地下に埋めることに成功しました。
その他にも市職員としてつくば駅バスターミナルの再整備やパブリックスペース活用の制度構築などの事業を行った後
14年務めた市役所を「卒業」。今度は民間のまちづくり会社の役員として、
ビジネスとまちづくりを結びつける事業を行っています。
まちづくりの大変さ、だからこその楽しさなど、小林さんなりのまちづくりについて、たっぷりお話を伺いました。
<グラフィックレコーダー:ぞのさん(本園大介 氏)>
~ゾノさんのつぶやき~
今回はまちづくりへのさらなる挑戦をするために公務員を「卒業」して起業をされた小林さんのお話をグラレコさせていただきました。
公務員としてまちづくりに関わられてきた小林さんですが、公務員としてできることの限界を感じて公務員を飛び出したそうです。
お話の中で地域を考えるヒントとして、30年後、50年後に世の中がどの様になっているかを想像しながら、
まちとしてどのような価値(役割)があるかを考えながら地域活動をするということがありました。
もう一つのキーワードとして「出過ぎた杭は打たれない」私自身も中途半端はいけないなと考えさせられました。
参加者から頂いた感想___________________
・「出過ぎた杭は打たれない」という言葉が印象に残りました。
・現場主義でバイアスにとらわれず、ヒアリングからペインを収集し、そこに従って事業を実施なさっている所が印象的でした。
・ブレイクアウトルームでそれぞれの活動を聞けたことも刺激になりました。
・親の代からの会社がある立場ですが、一から起業する気持ちで新しいことにチャレンジしていかないと現状維持どころか衰退してしまう!と感じました。
ゲスト:つくばまちなかデザイン株式会社・専務取締役/小林遼平 氏
コーディネーター:茨城県職員・中小企業診断士/助川達也 氏