グラレコ製作者:中小機構 中小企業アドバイザー 本園大介(ぞのさん)
「就職と進学だけじゃない、起業という選択肢」
2022年12月にLINEリサーチが全国の高校生を対象に行った
「なりたい職業ランキング」の1位は男女ともに国家公務員、地方公務員。
2位以降はシステムエンジニアや看護師、教師、ゲーム関連など
実生活で触れたことのある職業の名前が続きます。
今や20代のみならず、高校生の起業家も耳にするようになりました。
とはいえそれはまだ一握り。
メディアによってその存在を知る程度の距離感です。
そんな中、 2021年11月に政府が提唱したスタートアップ5か年計画により
高校生が起業家教育を受ける機会も増加傾向にあります。
高校生の時に起業した人が周りにいたら?起業について知る機会があれば?
知らなければ踏み出すこともない一歩も、知ることで踏み出したい一歩に変わるかもしれません。
今回TIP*Sでは新たに高校生にも聞いて欲しい講座を開設しました。
高校生に特化した構成ですが、どんな年代の方にも楽しめるイベントです。
ゲストは株式会社ヘラルボニー・代表取締役Co-CEO 松田文登さん。
ヘラルボニーは、2018年創業の「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニーです。
アーテイストのデザインをデータ化して衣類や家具、ステーショナリーグッズなどに使用し販売するこの会社は今、一つのブランドとして注目を集めています。
そのセンスの良さはJALの機内食の帯デザインやホテル、化粧品といった有名企業からのオファーが後を絶ちません。
この会社でアーテイストとしてデザインを採用されているのは、知的障害を持つアーテイストのみ。
この会社の試みは日本のみならず、今や世界でも注目されています。
株式会社ヘラルボニーHP
~ゾノさんのつぶやき~
今回は株式会社ヘラルボニーの松田文登さんから中高大学生向けに起業についてお話をいただきました。松田さんが起業に至る話をはじめ、今やりたいことが見つからない学生に向けて、慌てずにやりたいことをみつける、興味を持ったらとにかくやってみる、いつでもベストを尽くす、本当にやりたいかを常に自分へ問う、などと今すぐ実践できる学びがたくさんありました。また起業のモチベーションはワクワクの気持ちと人に喜んでもらう事をするのだと感じました。
参加者から頂いた感想___________________
・ブランディングを行い、価値を創出したその姿勢、マインドの継続、素晴らしいと感じました。
・一つのビジネスからさまざな場所へ影響を広げている点がとてもすごいと思った。私のやりたいことでもここまでやってみたいと思った。
・「異彩を放て。」とのミッションに感銘しました。お兄さんの障がいが原体験になってることが熱量を継続させているのかと思いました。
・学生視点の意見を聞くことが出来、新たな気づきになりました。
ゲスト:株式会社ヘラルボニー Co-CEO 松田文登 氏
モデレター中小企業アドバイザー/INTILAQ東北イノベーションセンターセンター長 佐々木 大 氏