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TIP*S(ティップス)は、中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)が運営する全国の中小企業や小規模事業者、起業に関心がある方などのための場所です。さまざまなワークショップや講座、イベントなどを実施しています。

レポート 変化,振り返り,自分

【レポート】変化の多い今だからこそ「振り返る」~ブレない自分のベース作り~

開催レポート

2020.7.28 (火) 19:00-21:15
 

新型コロナウィルスの影響により世の中に大きな変化があったこの半年。だからこそ、このタイミングでの振り返り、2020年後半につながる時間にするワークショップ、「変化の多い今だからこそ「振り返る」~ブレない自分のベース作り~」のレポートです。

レポート詳細

この半年は、新型コロナウィルスの影響により世の中に大きな変化がありました。そういった変化の中で気持ちがモヤモヤしたり、落ち込んだりした方も多かったのではないでしょうか。

TIP*Sとしては、そんな半年だったからこそあえて振り返って、自分の棚卸しを行った上で下半期に臨む必要があると考え、今回は、小笠原祐司氏のファシリテートで半年の「振り返り」をテーマとして、文字での具体的表現やサイコロとシールを使っての抽象的表現、そして参加者同士の対話によって振り返る講座を行いました。

最初は、文字を使って半年間の「振り返り」を行い、それを基にペアで対話を行いました。この対話の中では、お互いに文字に起こした振り返りをベースに、相手の考え方やその期間にあったことを深堀していきます。

その次に、サイコロの4面を使って、1~2月、3~4月、5~6月、7月に起きたことの振り返りとして、シールを各面に貼ることで抽象的に表現するということを行いました。
その表現方法は様々で、他の面にはみ出すくらい多くのシールを貼って表現したり、同系統のシールを使って各面に統一感を持たせたりなど思い思いの方法で表現をされていました。

次に4人グループでサイコロをシェアして、他の人のサイコロの1面にシールを貼ってその人の強みを表現するということを行いました。
このワークでは、自分では気づくことが出来ていない強みをお互いに教えあいますので、自分にはこういう強みがあったのかと驚いた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

最後に残ったサイコロの1面で、下半期に向けての決意を表現してもらい、全員で今回の感想と合わせてシェアを行いました。
・自分が当たり前と思っていたことでも、これを通して思考を明らかにできてよかった。
・(足を表現して)下半期は踏み出していきたいと思う。
・(3と9のシールを使って)人に感謝をする下半期にしたい。

下半期においてもコロナ関連、またそれ以外のことでも世の中そして個人に大きな変化があるかもしれません。ですが、今回のワークショップで「振り返り」を行ったことにより、それぞれ自分の軸やベースを見つけることが出来たと思います。自分自身も参加者のみなさんも、下半期を迷わず進んでいけるといいなと、感じた時間でした。

(文:清水 幸也 TIP*Sスタッフ)

ファシリテーター(中小機構人材支援アドバイザー/特定非営利活動法人bond place 代表理事)
小笠原 祐司 氏

山梨県山梨市出身
大学生時代から小学生、障がい児向けのワークショップの企画やファシリテーションを年間50回以上行う。大学院修了後、人財育成のコンサルタントとして、大手外資系企業、日系企業を中心に、幅広い企業の人財育成の提案、設計に携わる。退社後、今までの経験を生かして、子ども向けから大人向けのワークショップ、対話の場づくりを活用した、問題・課題解決のアプローチを行う。2016年NPO法人bond place設立、代表理事を就任。年間180回のワークショップ、ファシリテーションを実施。
山梨県と東京の二拠点をベースに、二地域のワークスタイルを実践中。