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【レポート】好きなマンガキャラを語れ!明日の自分を変えるワークショップ 

2020.08.04(火)

19:00-21:30
 

レポート詳細

今回は、TIP*Sのワークショップから誕生した「チームOMUSUBI」による、4回目となるイベントのレポートをお送りします。
チームOMUSUBIではこれまで、テーマに合わせ参加者が持ち寄った本をもとに自身の考えや価値感を語り、対話を通じ自分の中の意外な一面など新しい気づきを得ることで、自分らしい生き方を見出すブックイベントを開催してきました。
テーマやワークの内容はメンバー全員で、参加者の視点を意識しながら検討し、毎回新しい試みを盛り込みながらイベントに臨んでいます。

そして今回テーマに選んだのが、好きなマンガのキャラクターです。
憧れのヒーローや先輩、相当な悪いヤツだけど憎めないライバル、おっちょこちょいな主人公など、愛着の沸くキャラクターにはその人が大切する考えや、なりたい自分の姿が投影されていると考えたからです。
大好きなキャラクターへの偏愛ポイントを語り、周りが反応することで「自身が気づいていない語り手の特性」の掘り起こしをめざしました。そもそもお気に入りのマンガを語りつくす機会など、普段はなかなかないはず!
マンガフリークでなくてもワクワクしてしまう、対話の場を用意しました。

 

◇アイスブレイク
参加者は、3人1組のグループに分かれて自己紹介。
参加した理由や意気込みに加えて、紹介するマンガのキャラクターを軽く説明します。
そしてワーク中は、キャラクターの名前で過ごします。大きめの付箋にキャラの名前を書き、名札代わりにしました。

◇BOOKダイアログ 語り手は、キャラクターのストーリーや背景とともに、好きなキャラクターの性格や印象的なシーンなどを語ります。
対する2人の聴き手は、語り手の様子から、その人がそのキャラクターを好きな理由を語り手本人のエピソードに結びつけ、語り手を表す特性をキーワードにして、付箋にメモしていきます。
だんだんとマンガの話も盛り上がっていき、場も温まってきました。

◇グループワーク1
ホワイトボードに、マンガとキャラの名前を書き、先ほどのダイアログで書いた付箋を貼っていきます。
次に、貼った付箋のなかで、語り手がキャラに対して強く意識している特性を表しているものを3枚選び、その特性を改めて定義化していきました。
どのグループも3枚に絞るのは一苦労。聴き手2人のフレーズを重ねてみたり、逆の特性を表している表現を最後の一枚に選んだり、ホワイトボードに熱い視線が注がれていました。


◇グループワーク2
これまでのダイアログやワークをベースに、ありたい自分を語り、現状を自分とのギャップを見つけ出すことをしました。
それぞれが少しずつマンガキャラから離れて、自身がどのような状況に置かれているのか、望ましい自分とはどのような状況なのか、何が変わればありたい自分に近づけるのかなど、お互いの言葉で伝え合うなか、グループには信頼関係が生まれていることを感じ取れました。
続いて、ありたい自分に近づくための「今すぐできるプチアクション」について話し合います。
そして個人ワークでは、吹き出しが描かれた紙にプチアクションを記入していきます。これまでのワークを一人静かに振り返る、大切な時間になりました。

◇チェックアウト
最後は参加者全員で大きな円になり、振り返りです。
ひとりずつ前に出て、ワークを通じて見出したなりたい自分、これから始めるおプチアクションを決意表明します。
参加者からは、「誘われたらのってみる!」「取り組むときは何ごとも楽しむ。今この瞬間を活き活きと考える」など、いきいきとしたプチアクションを挙げる人が続出。
これまで自身で取り組んできたことの自信につながった人もいれば、新たなプチアクションに意欲満々な人まで、すべての人に向けあたたかな拍手が送られました。
今回参加した方々が、今回のプチアクションを楽しんで続けてくれたら、とてもうれしいです。


※今回開催するにあたり、新型コロナウイルス感染症対策として、次の点を工夫して行いました。
・「触らない」「近づかない」「大きな声を出さない」の三原則の徹底
・持ち寄った本や使用するペンは、自分のもの以外はなるべく手を触れない
・参加者同士が安全な距離を保ちつつ対話できるよう、テーブルは使用せず、椅子を利用。配置もマスキングテープでマーキングし、近づきすぎないように配慮
・過去のワークではテーブルに模造紙を広げていたものの代用として、ホワイトボードを利用
・ワーク中の椅子の感覚や話し声の大きさは、プラカードで注意喚起
参加された皆さま、本当にありがとうございました。

(文:チームOMUSUBI メンバー もこ)