【レポート】withコロナの社会・産業シナリオを想像し可視化することで、ビジネスや人生のチャンスにつなげよう!

開催レポート
今回は、「(開放 × 疎)と【could happen】 」の変化要素から未来を想像・妄想することで新たな世界のビジネスと人生のチャンスを見出すプロセスにシナリオプランニングの要素を組み合わせた講座のレポートをお届けします。
レポート詳細
コロナ第二波の到来を受け、産業構造や社会構造は本格的なインパクトを受けています。今後どのような変化を遂げていくのでしょうか。また、私たちにどのようなビジネスや生き方のチャンスを与えるのでしょうか。
今回は、現在話題となっている「シン・二ホン」の著者である安宅和人さんのブログ記事の中から、
「開疎化」する社会の方向性(開放 × 疎)
不確実で予測不可能な世界の中で起こりうる未来の【could happen】
の変化要素から未来を想像・妄想することで見えてくる、新たな世界のビジネスと人生のチャンスを見出していくプロセスの要素を組み合わせたシナリオプランニング的ワークを行いました。
はじめに参加者それぞれが感じているコロナ後の変化を各班ごとにブレインストーミングしていき、出てきた変化について具体的な例などを交えながら話し、カテゴライズしていきます。 その中から、シナリオの軸となりそうなテーマ(抽象化したもの)を見つけ出し、マトリックスを用いて何を縦横軸に置いていけるかを対話しながら完成させます。
そして再度、その抽象化した妄想・想像を100年後に推移させ、見えてくる世界のシナリオを共有し合いました。
今回は4チームでワークを行いましたが、全てのチームが異なるテーマ軸でシナリオをつくり出していました!
「家族の多様性×コミュニケーション密度」
「異質と同質×接触数」
「人との関わり方×従来と革新」
「仕事と家族の距離感×コミュニケーション」
その中には、まさにティール組織をイメージしていたい、慣行と革新の連続に人間の進化を見出したりと、それぞれ感じるものがあったようです。
参加者のみなさんの妄想や想像(脳)が同期されていくような不思議な感覚が起こっていました。
実際、参加者のみなさんからは・・・・・
・未来から現在を見通す力がつけるのに役立った。
・偏った考え方に固執せず、多様な意見をオープンマインドで受け止められた。
・『新たな同質に再編していく』というシナリオが見えてきた。
・シナリオを書くことは自分のあり方や仕事を考えるのに役立つ。
日常ではなかなか向き合って考えにくい、抽象度の高い難しく感じる内容に取り組んだこの日のワークショップ。ですが参加者同士で一緒に考えれば見えてくるものもある気がしています。
TIP*Sでは今後もこのようなテーマにも取り組んでいきたいと思います。
1987年生まれ。京都大学在学中、京都市主催プロジェクト創発型審議会「京都市未来まちづくり100人委員会」に参加。 これをきっかけに、場づくりの専門集団、NPO法人場とつながりラボhome's viに入り、ファシリテーターとなる。 現在は、株式会社ToBeings のコンサルタントとして、大企業の組織変革の支援を中心に、個性の輝く組織と社会づくりにむけ、企業、大学、市民活動など、様々な集団での意識変容とコミュニティ形成をサポート。プライベートでは、「拡張家族」を掲げるCIftメンバー。