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地域発イノベーションを共創する ―秋田県五城目町をモデルケースに―

2014.11.27(木)

レポート詳細

今回は、少子高齢化の最も進む秋田県に位置し、持続可能な地域モデルの創出に向けた挑戦を進めている秋田県五城目町をモデルケースに、都市と地方双方の視点を持って、地域発イノベーションの創出に向けたアイデアを考えるアイデアワークです。

導入として、高知大学教育研究部総合科学系地域協働教育学部門 講師 須藤順氏より、地方元気戦略、地方創生への課題、成果を上げている地域の取り組みを説明していただきました。

次に、「五城目町を取り巻く状況と、廃校を活用したベンチャー企業誘致の取り組み」と題し、秋田県五城目町まちづくり課企業誘致係係長 柴田浩之氏より講演いただきました。人口減少、超高齢化が進む五城目町において最重要課題である雇用の創出を実現するために廃校を活用し新設した起業・コミュニティ活動拠点「五城目町地域活性化支援センター」。同センター設置までのご苦労やベンチャー企業入居に至るまでのエピソード、五城目町に移住した若者の活躍ぶりなどを語っていただきました。

柴田浩之氏による講演
柴田浩之氏による講演

続いて、東京で起業し2013年に秋田オフィスを設置し、同センターに入居、自らも五城目町に移住されたハバタク株式会社の丑田俊輔氏より「世界一こどもが育つまちを目指して ―土着ベンチャー創出と学びの環境づくり―」と題し、同センター入居に至るまでのエピソード、同社の地域資源を活用したアウトバウンド事業、教育をキーワードとしたインバウンド事業展開について講演いただきました。

丑田俊輔氏
丑田俊輔氏による講演

最後に「地域に根付くローカルベンチャーを育成するために必要な取り組みのアイデア」をテーマとし、参加者によるアイデアワークを実施。ペアによるブレーンストーミングの後、各参加者が自分のアイデアをワークシートに落とし込み、参加者相互でアイデアシートを評価。多くの人から支持されたアイデアについては、最後に全員の前でプレゼンを行っていただきました。

アイデアワークの様子
アイデアワークの様子

アイデアワーク終了後は、交流会を開催し、大いに盛り上がりました。参加者同士で地域への想いや自身の取組みなどを語り合いました。

TIP*Sでは今後も地域と東京を結ぶイベントを企画してまいります。ご期待ください!