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音楽とリズムで組織活性!~新しいチームビルディングプログラムを体感しよう~

2016.01.15(金)

レポート詳細

2016年2月1日発行 中小企業振興 第1161号 2面に本ワークショップの記事が紹介されました。

中小機構が運営するビジネス創発拠点TIP*S(東京・大手町)は1月15日、「音楽とリズムで組織活性! ~新しいチームビルディングプログラムを体感しよう~」と題するワークショップを開催した。日本初のサルサ・バンド、オルケスタ・デル・ソルを結成した音楽家でトレーニングビートのヘッドトレーナーである橋田〝ペッカー〟正人氏がスピーカーとなり、約20人の参加者がさまざまな音楽とリズムに合わせてアクションすることで擬似的に組織やチームの動きを体感しながら、その活性化について考えた。

ワークショップではまず、参加者全員が一つの輪になり、拍手でリズムを合わせたり、拍手をし合って相手をほめたりすることで自分も気持ちが良くなることを体感した。橋田氏は、脳は主語を理解しないため、誰かがほめられると自分もほめられた気持ちになるとし、組織内でも拍手によって日常的にほめ合うことが大切だと説明した。

次に、ブームワッカー(色ごとに音階の違うパイプ型の楽器)を使ったアクティビティを体験した。参加者全員で一つの組織を構成すると想定。ブームワッカーのそれぞれの色を組織内の部署に例え、異なるリズムを刻むそれぞれの部署(音階)が互いに協調しながら一つの組織として一体となることの重要性を体感した。

また、参加者全員が一つの輪になり、リズムに合わせながらシェイカーを隣の人に順々に渡していくというアクティビティを行った。初めはうまくいかなかったが、リーダーの声かけ、渡し方の工夫などを経てチームは次第にまとまり、目標を達成するというプロセスを体験した。橋田氏はチームのどこかで問題が起きているのに対処しないことが一番問題であると指摘した。

最後に、参加者が4人ずつのチームに分かれ、リズムと体のアクションによってリーダーシップについて考えるプログラムを行った。リーダーがリズムに合わせて行った動作を、他のメンバーが見て同じ動作をするというアクティビティで、メンバーへの指示の出し方や気遣いの大切さなどを学んだ。

振り返りとして、今回のプログラムを通じて得た「新たな気づき」や「リーダーやチームのあり方」について参加者同士で話し合い、組織やチームの活性化について考えた。

TIP*Sでは、中小企業や創業者向けに、今回のような新しい「気づき」を得られる様々なワークショップやイベントを開催している。